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新感覚!ミュージカルカーチェイス映画『ベイビードライバー』(ネタバレあり)

ベイビードライバー

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原題:Baby Driver
2016年/アメリカ 上映時間113分
監督・脚本・製作総指揮:エドガー・ライト
製作:ナイラ・パーク、ティム・ビーバン、エリック・フェルナー
製作総指揮:アダム・メリムズ、ジェームズ・ビドル、レイチェル・プライア―、ライザ・チェイシン、ミシェル・ライト
音楽:スティーブン・プライス
出演:アンセル・エルゴートリリー・ジェームズケビン・スペイシージェイミー・フォックスジョン・ハムエイザ・ゴンザレスジョン・バーンサル、クジ・ジョーンズ、フリー、スカイ・フェレイララニー・ジューン、ビッグ・ボーイ、キラー・マイク、ポール・ウィリアムズジョン・スペンサーウォルター・ヒル
【ストーリー】
天才的なドラインビングテクニックで犯罪者の逃走を手助けする「逃がし屋」をしているベイビーは、子どもの頃の事故の後遺症で耳鳴りに悩まされているが、音楽によって外界から遮断さえることで耳鳴りが消え、驚くべき運転能力を発揮することができる。そのため、こだわりのプレイリストが揃ったiPodが仕事の必需品だった。ある日、運命の女性デボラと出会ったベイビーは、逃がし屋から足を洗うことを決めるが、ベイビーの才能を惜しむ犯罪組織のボスに脅され、無謀な強盗に手を貸すことになる。(以上、映画.comより)

予告はこちら↓

映画『ベイビー・ドライバー』予告編

90/100点

大好きなエドガーライトが監督・脚本、約4年というひっさしぶりの新作にスーパーwktkしながら観ましたよ!
エドガーライトといえば、わたしとおなじくゾンビ映画の神・故ジョージ・A・ロメロ大先生の大ファンであり(勝手な親近感)、サイモン・ペッグと制作した映画・通称コルネット3部作ショーン・オブ・ザ・デッド」「ホット・ファズ」「ワールズ・エンド」をはじめ、スコット・ピルグリムVS.邪悪な元カレ軍団」など非常に良質なB級映画(いい意味で)を産出している安定感のある映画脚本家のひとりなんです。今作はそんなエドガーライトのハリウッド本格進出作なんですが、やはり期待を裏切らない超絶面白い内容でしたよ(*´∀`)♪
もうね、最初から最後まで目を離せるところが一瞬もない!113分という割と長めの作品なのにまったく疲れない!冒頭のカーチェイスから心を鷲掴みにされるし、ストーリーもわかりやすく、なんといってもサントラが素晴らしい。音楽とアクションをリンクさせた演出もミュージカルを見てるようで心地よかったし、エドガーライト監督作品の中で最も完成度が高い作品ですよ(´∀`*)


エドガー・ライト監督が2003年に手掛けたミント・ロワイヤル「BlueSong」MVがこちら
このMVが冒頭シーンの元になっているとのこと。後部座席にはニックフロストががががが!

Mint Royale - Blue Song


ネタバレあらすじを殴り書いておくと、主人公ベイビー(アンセル・エルゴート)は幼いころに遭った交通事故で両親が死亡し、自身も事故の影響で影響で耳鳴りがやまないためいつもiPodで音楽を聴いている青年。昔、犯罪組織の大物ドク(ケビン・スペイシー)の車を盗んだことで背負った借金を返済するため、超ウルトラスーパースゴ腕のドライビングテクニックを活かして逃がし屋として犯罪ほう助をしていたが無事に完済♪ 耳の不自由な里親ジョー(クジ・ジョーンズ)と完済祝いをし、行きつけのダイナーで仲良くなった可愛いウエイトレスのデボラ(リリー・ジョーンズ)とも恋をして、運転技術は敏速ピザデリバリーで惜しみなく発揮しこれからは順風満帆♪と思っていたのに…

リリー・ジェームズは「高慢と偏見とゾンビ」でアクションも華麗にこなしてました
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ドクに再び逃がし屋をするように脅迫され、凶悪サイコ野郎バッツ(ジェイミー・フォックス)、ラブラブ犯罪カップルバディ(ジョン・ハム)&ダーリン(エイザ・ゴンザレス)と郵便局を強盗することに!しかし、バッツが罪のない人を次々に殺したり、バッツが殺した人を処分したりしてるうちに自分のしてきた行いを猛烈反省!現実をしっかり見据えたベイビーは強盗作戦当日にバッツを得意の運転技術で鉄パイプの串刺しにし、警察に追われることに。警察との銃撃戦の際にダーリンが射殺されたことでバディが復讐鬼マイ・ジャスティ(あれ?どこかできいたような…)に豹変!こうして警察とバディの両方から追われることとなったベイビーはいろいろ経てデボラと合流し、事務所に行ったらなんか急にいい人になったドクが一生懸命逃がしてくれて、車相撲をしたりなんかしてバディを倒し、や―っとデボラと夢の逃避行…と思ったらベイビー 寧静の自主投降。裁判でいろんな人に良い子だったと証言され、情状酌量されて刑期はぐーんと短くなり、デボラがベイビーの出所を笑顔で迎えるというスーパーハートウォーミングラストエドガー・ライトらしいきれいな締め方ですね!感動したっ!

細かいところを羅列すると「曲の歌詞が町中に溢れているタイトルバックのセンスの良さ」「ドクの甥っ子がめっちゃおもろい」「会話を録音して曲を作っちゃうベイビーすごいのに認めてもらえねぇ…( ;∀;)」「あ!ウォーキングデッドの人だ!」だとか好きなところは多々あったんですが、なんといってもジェイミーフォックス!すんごーっく粗暴で頭がキレていやな奴をそりゃあ完璧に演じてまして、もうさすがとしか言いようがない

もう最高!って感じの作品だったんですがナゼ90点ダッタカというと、終盤でドクがなんかいい人化したのが急すぎて一瞬( ゚д゚)ポカーン…してしまったのと、恋人殺されて怒れるバディ(だからってベイビーに罪はないけど)がバトッた末に死んでしまうのってちょっと可哀相と思ったり(結局全員サイコ野郎の被害者じゃん!フンガー!)。前途した通り本作の完成度は極めて高く、名作なのは間違いがないんですが個人的には「ショーン・オブ・ザ・デッド」の方が好きだなーっと感じてます(初めてエドガー・ライトを知ったという思い入れもある)。
長々と語りましたがすんごく良くできた誰でも楽しめる映画ということはたしかなので、映画好きの人もそうでない人にもおすすめできる作品です!


この映画をみたら必ずほしくなるサントラ

「ベイビー・ドライバー」オリジナル・サウンドトラック

「ベイビー・ドライバー」オリジナル・サウンドトラック

Baby Driver

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この作品が好きな方はコルネット3部作もおすすめですぞ!